2022-08-30
二世帯住宅は、親世帯と子世帯が共同で住むための住宅のことで、複数のタイプがあります。
今回は二世帯住宅の売却をご検討中の方に向けて、二世帯住宅が売却しにくい理由と売却するときの注意点についてご紹介します。
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まずは、二世帯住宅とはどんな住宅なのかについてご紹介します。
二世帯住宅には完全分離型、一部共同型、完全同居型の3種類のタイプがあります。
まず、完全分離型とは、親世帯と子世帯でそれぞれ完結した住居を一つの建物内で形成するタイプの住宅です。
それぞれにキッチンやお風呂などがあり、プライバシーが守られるのが特徴です。
一部共同型とは、それぞれの生活スペースを確保しつつ、玄関やキッチン、お風呂などの一部を共用として使用する方法です。
最後に完全同居型とは、すべての設備を共有する住宅で、普通の一戸建てに二世帯が暮らすイメージです。
プライバシーはあまり保てませんが、他のタイプよりも建設コストが抑えられるのがメリットです。
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二世帯住宅が売却しにくい理由は、やはり需要が少ないという点が挙げられます。
二世帯住宅を希望している買主であっても、二世帯住宅は家庭ごとに間取りや設備の個性が強いので、ライフスタイルに合致しにくいところも理由です。
また、二世帯住宅は普通の一戸建てと比較して建物の規模も大きく、売り出し価格も高くなります。
相場から大きく離れた売り出し価格になると、売却が長引く可能性も高いでしょう。
さらに、築浅の二世帯住宅が売り出されていると、特別な事情や心理的瑕疵を心配される可能性も高いです。
一方で日本では少子高齢化が進んでいることで、二世帯住宅のニーズが以前よりも高まっており、売却ができないというわけではありません。
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売却しにくい二世帯住宅を、スムーズに売るための注意点についてご紹介します。
もし二世帯住宅が亡くなった親の名義であれば、登記手続きが必要です。
土地が親名義、建物が子ども名義など、権利関係が複雑である場合も注意が必要です。
また、複数の世帯が暮らしていた二世帯住宅は、設備の劣化や生活感が出ることで売却が難航しやすい傾向にあります。
売却で内覧をするときは、ハウスクリーニングなどを利用して生活感をなくすことがポイントです。
どうしても売却が難しい場合は、シェアハウスや賃貸として活用するという選択肢もあります。
とくに完全分離型や一部共有型の場合は、プライバシーを保ちやすいので活用がしやすいでしょう。
二世帯住宅は売却が難しく、売却の際の注意点も多いです。
売却を成功させるためには、二世帯住宅ならではのメリットをアピールすることが重要です。
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