2024-08-06
老後の生活資金を用意する方法として、リースバックを利用する高齢者が増えています。
自宅を売却して賃貸物件として借りるリースバックは、どのような点が高齢者に向いているのでしょうか。
今回は、高齢者がリースバックを利用するメリットや利用の条件、注意点についてご紹介します。
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リースバックのメリットは、持ち家を所有している方であれば、比較的簡単にまとまった老後資金を用意できる点です。
高齢者の場合は、体調によって働けない場合も多く、住宅以外のものを売ろうとすると、多くの家財を手放すことになります。
リースバックを利用すれば、売却するのはほとんど住宅のみで済むでしょう。
また、売却した住宅は、賃貸物件として借りられるため、引っ越す必要がありません。
そのため、生活環境がほとんど変わらないことで、ストレスもかかりにくいです。
加えて、相続人になる方が複数いる場合、不動産を残しておくとトラブルになる可能性もあるため、リースバックで相続対策もできます。
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リースバックを利用する条件は、持ち家の住宅ローンを完済しているか、売却代金で完済できる状態になっていることです。
なぜなら、ローンを完済できないと抵当権を抹消できないため、不動産会社相手でも物件を売却できません。
また、売却後はその物件を賃貸物件として借りて住むことになるため、毎月継続的に家賃を支払う必要があります。
さらに、住宅そのものの構造などに重大な瑕疵がある場合は、リースバックを利用できない可能性が高いです。
たとえば、その後の活用が難しいほど雨漏りしていたり、シロアリによる被害を受けていたりすると、売却を断られる可能性があります。
ほかにも、該当の住宅が違法建築になっている場合は、リースバックを利用できません。
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リースバックの注意点は、契約内容を理解せずに契約しないことです。
途中で契約解除はできるのか、賃貸借契約は更新できるのかなど、利用者の方にとって不利な条件が盛り込まれていないか、よくチェックする必要があります。
また、家族の同意を得ずに手続きを進めてしまうと、相続などの関係でトラブルになる可能性があるでしょう。
住宅も1つの資産ですので、家族としっかり話し合ったうえで納得してリースバックを選択しなければなりません。
なお、家賃を3か月以上滞納したり、契約更新がない定期借家契約を結んでいたりすると退去させられる可能性があります。
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リースバックを利用すれば、高齢者の方でもまとまった老後資金を用意できます。
ただし、住宅ローンを完済しており重大な瑕疵がない物件でなければ引き取ってもらえません。
契約内容をしっかり確認しておかないと、契約を更新できず退去することになるため気を付けましょう。
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