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筆界未確定地はそのままでも売却できる？土地の概要や売却方法を解説
2023-11-28
素敵だと思った土地の境界が分からなければ、購入を踏みとどまってしまいます。
これはどの買主も同じですが、売り手側の立場になるとそのままの状態では売れにくいため、買ってもらうには改善が必要です。
本記事では、筆界未確定とはなにかやそのような土地の売却の可否、売る方法について解説します。
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筆界未確定とはなにか所有権界との違いとあわせて解説
筆界未確定とは、登記されている土地の境界が決まっていない状態です。
筆界は、隣地所有者との境界と公道との境界の2種類があります。
とくに、隣地所有者との境界は所有権界と似ていますが、別物です。
所有権界も隣地との境界ですが、この花壇から隣地やこの道が隣地との境目など、アバウトなものです。
そのため所有権界は、登記簿に記載されている筆界ではありません。
また筆界未確定地になった原因は、筆界を巡って隣地所有者と揉めたり、境界確認の際に所有者が立ち会わなかったりとさまざまです。
ほかにも、先祖代々からの土地ゆえに所有した当時を知っている方がいない場合もあります。
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筆界未確定の土地はそのままでも売却できる
結論から言うと、筆界未確定地の売却は可能です。
その理由は、売主にある「境界明示義務」に法的根拠がないからです。
そのため売主は、売却する土地の境界を買主へ示さなくても売買契約上問題はなく、法的にも拘束されません。
しかし買主側からすると、土地とともに隣地とのトラブルのリスクもついてきます。
ほかにも、地目変更や相続のために分筆ができないなどデメリットが多いです。
ゆえに買い手がつきにくく、売却活動は通常より円滑に進みにくいです。
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筆界未確定地が売却できるようになる2つの方法
売れにくい筆界未定地は、次の2つの方法で買い手がつく可能性があります。
1つ目は、地図訂正です。
地図訂正とは、法務局に備え付けられている地図や公図の訂正で、通常は地積更正登記とともにおこないます。
しかし、筆界未確定ゆえに売買に支障をきたす際におこなえます。
そのためには、筆界確認書が必要です。
2つ目は、境界非明示の特約の設置です。
この特約をつけると、境界を決めない旨に合意した証明になります。
しかし、引き渡し後に訴えられたり損害賠償請求をされたりする可能性はゼロではありません。
そのため、特約の設置とは別に合意書を交わしておく必要があります。
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まとめ
筆界未確定とは、登記された隣地との境界が不明確な状態です。
このような土地の売却は可能ですが、リスクやデメリットが多いため、売却活動は難航します。
しかし地図訂正で境界を決定したり、境界非明示の特約を設置したりすると、売却できる可能性が高まります。
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